2016年7月29日金曜日

SAJIについて

 梅雨も明けて夏本番となりました。皆さんいかがお過ごしですか?
 暑い日には涼しいおうちの中で、お気に入りの本のページをめくって過ごすのがいちばんと思う新行内です。

 今回は先日最新号が発売されたsaji magazine について書きます。

 フォトグラファーのMihoさんが中心となり、 いま食べているものが、10年後のあなたのカラダをつくる” をテーマに、各界のクリエイターたちと、食の大切さ、楽しさ、そして、美しさを表現する活動saji。年1回発行されるsaji magazineは日英仏の3カ国語表記でで作られていて、世界の食とアートを愛する人たちをつないでいます。他にもさまざまなイベント、ワークショップなどを企画し、世界中で好評を得ています。
 
そんな素敵なsaji magazineの翻訳を2012年からお手伝いさせていただいています。

saji home page     http://www.saji-web.com/

saji Gohan               http://sajigohan.com/


  
 Mihoさんはパリと東京を拠点に活躍されています。彼女とは、イザベル・ボワノの個展の打ち上げの席でお話しさせていただいたのが最初の出会いでした。その時にフランス語翻訳をしているとお話ししたところ、後日、翻訳のご依頼をいただきました。普段はフランス語から日本語への翻訳がほとんどですが、saji magazineのお仕事は日本語をフランス語にします。Mihoさんのコンセプトや、原文を書かれたクリエイターさん、ライターさんの世界観をフランス語圏の方にきちんとお伝えできるよう心を込めて訳しています。

 食とアートは親和性が高いというか、食こそ生活の中で毎日行う芸術活動なのではないでしょうか?まさにフランス語でいうところのL'art de vivreです。私の周りのアーティストたちは皆、食を大切にし、『何をどうやって誰と食べるか』ということを常に意識していると思います。

 そんなsaji magazineの最新号のテーマは「こどもサジ」(写真下段中央と右端)。こどもたちに向けて食の大切さや楽しさを伝える楽しい1冊となっています。もちろん大人たちが読んでも面白い内容です。今号で私は別冊の絵本「ぼくをきらいにならないで」<Please do not hate me!>のフランス語訳を担当しました。この絵本、3歳の我が息子も大好きで、毎日読んでとせがまれます。とてもかわいいお話です!

 コンテンツやデザインはもちろんのこと、毎号毎号、用紙(本に使われている紙)も印刷も素晴らしいです。アートブックとしての価値も高いと思います。

 日本はもちろん、アメリカ、イギリス、フランス、台湾など世界の書店で販売されています。(取り扱い書店はHP のstockistsのページでご確認くださいませ。)

 食とアートを愛する方にぜひ読んでいただきたいです!!

 

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