2016年9月24日土曜日

MonoPrixのエコバッグ

  念願かなってパリへの旅行に行ったとします。美しい建築を見て、おしゃれなお店でお買い物をして、街角のカフェで休憩し、おいしいレストランで食事をする…。ああ、楽しいな~、とばかり言っていられないのが日本人。何か周りの人たちへのお土産を調達しなくてはなりません。

 そんな時、気の置けない友人にちょっとした物を渡したいのであればぜひこちらをどうぞ。

 Monoprix のエコバッグ





 Monoprixは言わずと知れたフランスの大手スーパーマーケットチェーン。パリの街にも何店舗もあります。日本で言ったらイオンとかイトーヨーカドーとか(もうちょっと高級かな?)。衣料品から食料品まで、自社ブランドの商品も豊富に取りそろえています。

 4年前にパリに滞在した時に、友人に教えてもらいこのエコバッグをお土産に買って行ったのですが大好評。私も普段から使っています。(洗濯すると表面のロゴが取れてきますが気にしない)ナイロン地なので軽く、でも丈夫で何年も使えます。

 
 スタンダードな無地バージョンと季節ごとに変わるモチーフバージョンがあります。私もいろいろな人からお土産にもらったりして何種類も持っています。収納するポシェットがついているのも良いです。

 最近値上げしたらしくもとはたったの1ユーロでしたが今は1.5ユーロらしい。それでもとってもお安いですね。日本でネット通販で買うと1,000円くらいしてたりして驚きました。

 パリでお土産に悩んだらこちらはいかがでしょうか~、というお話でした。


 

2016年9月15日木曜日

もみじ市2016にイザベルグッズが登場!

 手紙社さんが毎年秋に開催するすてきイヴェントもみじ市2016 Flowerが9月17日㈯18日㈰に調布の多摩川河川敷で行われます。



http://momijiichi.com/2016/#wrap



 このイヴェントで、イザベルと手紙社さんのコラボ商品が販売されますのでお知らせです。

右のレモン柄とキッチンツール柄がイザベルのレターセットです。かわいいですよ~💛


 商品は写真のレターセットの他に、ブックカバーにしたり、ラッピングに使ったりできるB4ペーパーが2種類、クリアファイル、メモパッドです。

 
 どれもとっても可愛くて全部集めたくなってしまいます。自分で使っても良し、プレゼントにしても喜ばれそう。

 
 これらのイザベルグッズは手紙舎2nd Storyさんのスタンドで販売されます。ぜひぜひよろしくお願いいたします!


 私も以前遊びに行ったことがありますが、おされスタンドが多摩川河川敷にずらっと並び、おいしいフードやコンサートも楽しめ、文化系女子(男子も!)にはたまらないイベントです。


 (このもみじ市と東京蚤の市の開催日は普段の京王多摩川の駅とは雰囲気がガラッと変わります(笑)おされピーポーだらけ。)

 
 この週末、ぜひ遊びにいらしてはいかがでしょうか。







2016年9月13日火曜日

Quotidien VS Le Petit Journal

 先日司会者交代後初めての放送について書いたLe Petit Journal(ル・プティ・ジュルナル)。

 その前任の司会者Yann Barthès(ヤン・バルテス)氏が、Cannal Plus からTF1, TMCにテレビ局を移籍して新番組を始めました。その名もQuotidien(クォティディエン)。初回が昨日9月12日(月)に放送されました。


ヤン・バルテス氏


 この新番組、実はバルテス氏が旧Le Petit Journalの制作スタッフ、主要キャスト、番組の形態まですべて根こそぎ持ってきてしまっているのです。というのも、バルテス氏はLe Petit Journal を12年間作ってきた張本人なので(制作会社も経営していた)、彼としてはそのノウハウや人材を持って移ることは当然ということなのでしょう。日本で言うならば小倉さんの「とくだね!」をフジテレビからTBSにそのまま持って行ってタイトルだけ変えたイメージです。

 普通だと、そこでLe Petit Journalは終わって新番組を作るのが自然な気がしますが、何があったのかそのままLe Petit Journalのタイトルを残し、司会者が交代したという体で番組を残したCanal Plus。シリル・エルダン氏の司会で1週間放送しましたが、その評判は悪く、新聞や雑誌に辛辣な批評記事が書かれまくっています。何より、旧P Jファンからすると、タイトルだけで全く別の番組になってしまったので、もう観なくなってしまったという人もかなり多いようです。

 確かに、観ていていろいろと気になる部分もありますが、始まったばかりだというのに、厳しい意見ばかりで、少し同情してしまいます。

 一方、TF1、TMCが番組開始前から猛烈な番宣をし、鳴り物入りで始まった新番組Quotidien。こちらは一部キャストが変わったものの、ほぼ旧PJと同じ内容、同じスタイル。やはりバルテス氏の人気は根強いですね。昨日の初回が終わってメディアは大方新番組側の勝利という風に報じています。

 私の中で一番面白かったのは、天気予報のコーナー。大体のニュース番組ではセクシーなお天気お姉さんたちが天気を読むのですが、バルテス氏はお天気お姉さんを置かず、なんとその場でくじ引きをして、観客の中でくじに当たった人に天気予報をさせていました。
 昨日当たったのは初老のご婦人。カメラの前でぎこちなく、自信なさげにお天気お母さんを務めていました。


ちょっと緊張しながらの天気予報。可愛らしかったです!


 やはり私もQuotidien派。毎日の楽しみが増えました。




2016年9月12日月曜日

イザベル・ボワノの映像作品 その2

 前回に続きましてイザベル・ボワノの映像作品その2をお送りいたします~。

 今回は彼女の「食」にまつわる作品2本です。





「日本りょうり!」 
日本に来ると、おいしいものをたくさん食べているイザベル。日本の友人たちと食卓を囲む「ともだちディナー」は来日時恒例行事となっています。日本での食の思い出が詰まったこの作品。私もちらっと出ています。
鉄板焼きやお好み焼きを調理するコテさばき、屋台の食べ物を作る人の無駄のない手の動き、そして和菓子を作る職人さんの美しい手さばき・・・。イザベルが食べ物だけでなく、それを作り出す人々の手に焦点を当てているのがわかります。


「Confiture de framboises ラズベリージャム」
そしてこちら!昨年日本でも翻訳出版された「Mes recettes pour le gouter わたしのおやつレシピ」にも掲載されているレシピ、ラズベリージャムの作り方をイザベル自ら実演しています。舞台は彼女の実家の庭。愛犬ヤマちゃんも出ています!イザベル自身が出ている作品は少ないのでイザベルファンは必見ですよ!
レシピブックをお持ちの方は、手順を照らし合わせてみても良いと思います。


こうやってまとめてみると、映像作品の中でもバリエーションがあるなぁと再発見しました。これからどんな作品を作っていくのか、エージェントの私も楽しみです。



2016年9月10日土曜日

イザベル・ボワノの映像作品 その1

 イザベル・ボワノというアーティストの特長は?と聞かれればその活動ジャンルの多彩さだと答えます。

 イラストはもちろん、コラージュや写真、映像、刺繍、手芸、料理にお菓子作り、ブロカント(アンティーク収集)などなど。様々なジャンルに才能を発揮しています。

 その中でも彼女の映像作品はあまり知られていないのですが、彼女しか作りえない独特の世界観があって面白いです。

 その中のいくつかをご紹介したいと思います。




夕方に自治体が流している夕焼け小焼けの音楽に郷愁を覚えるオブジェたちが姿を現しては消えていきます。なんとなく切ない気持ちになるのは私だけでしょうか?


Poster moderneのOKARIBAという曲のMVです。イザベルフリークの方たち、ヴォーカルの声に聞き覚えはありませんか?イザベルが日本の街で見つけた宝物がたくさん出てきますね。




そしてこちら。フランスの著名人80名が東日本大震災の際、日本に向けたメッセージを集めたプロジェクトに参加したイザベルの作品です。彼女の日本への愛が伝わってきます。じーん。

次回はちょっと雰囲気の違うものを紹介しますね!


2016年9月8日木曜日

クロワッサン派?パンオショコラ派?

 子供の頃はパンと言えば食パンやバターロール、メロンパンやカレーパンなどでした。
 
 小学生の頃、お呼ばれでホテルのレストランで食事をしたとき、初めて食べたすごく硬くて嚙みきれないようなパン。それが私のフランスのパンとの最初の出会いです。

 今やスーパーのパン売り場でもバゲットやらパン・ド・カンパーニュやらいろいろな種類のフランスパンが並べられ、普段の食卓にも度々あがるようになってきました。
 
 そして朝食やおやつには甘いお菓子パン、(フランス語でViennoiserie ヴィエノワズリ)を食べるのも一般的になってきましたよね。

 そのヴィエノワズリの中でも人気を二分するのがクロワッサンとパン・オ・ショコラではないでしょうか。

 クロワッサン(Croissant)はフランス語で三日月という意味で、その形状から名づけられたパンです。バターをふんだんに使って焼かれ、サクサクとしてほのかな甘みがあります。
お気に入りのゴントラン・シェリエのクロワッサン

 フランスでは朝食に食べることが多く、そのまま食べたり、カフェオレに浸けて(!)食べたりします。
  
 東京にもフランス産高級バターを使った、1個500円を超えるクロワッサンを売るお店が出来て、しかもこれがとてもよく売れているということで、日本人もクロワッサンは大好きなのですね。(雑誌の名前になるほどですものね。)

 そしてパン・オ・ショコラ(Pain au chocolat)。四角く成型したクロワッサン生地にチョコレートが2筋入っていて、フランスの定番おやつです。
こちらもゴントランのパン・オ・ショコラ。


 そのまま食べても美味しいけれど、少し温めて食べると中のチョコレートがとろっとして美味です。日本で売っているものよりフランスのものは大きくて、ひとつ食べれば相当腹持ちします。

 ひと昔前はチョコレートのパンと言えばチョココロネだったと思いますが、今ではこちらが主流になってきていますね。


 さてさてみなさんはクロワッサン派でしょうか、パン・オ・ショコラ派でしょうか?

 私は僅差でパン・オ・ショコラ派かな~。












  

2016年9月6日火曜日

Le Petit Journal

 フランスのTV番組もネットで観られるようになり、とても勉強になっています。

 私が大学生の頃には、映画を観るか、NHK BS2で朝放送していたFrance2のニュース番組(しかも編集されてトップニュース15分程度)ぐらいしかフランス語の映像教材はなかったのですから、今は夢のようです。まさにインターネットの普及が語学学習に革命をもたらしたと言ってよいでしょうね。

 France2の20時のニュースも観ますが、私がいちばん好きな番組はCanal Plus のLe Petit Journal(ル・プティ・ジュルナル)です。

 
 この番組、毎週月~金曜の夜8時半(フランス時間)から放送されている長寿番組で、主に政治問題を取り上げていています。政治・事件をただ報道するのではなく、たっぷりのユーモアと風刺を込めて視聴者に届けています。番組の特派員たちは国内に留まらず、海を越え世界中で今起きていることを自分たちの目で見て、問題の当事者に直接マイクを向けます。政治家の中にはこの番組のジャーナリストが来たら逃げ出す人、完全無視を決め込む人がいるほど、インタビューの内容は批判的で皮肉にあふれています。見ているこっちがひやひやするほどです。


 今年の6月まではYann Barthès (ヤン・バルテス)というジャーナリストが司会を務めていましたが、彼は別の番組に移籍し、そのあとをこの9月から俳優のCyrille Eldin(シリル・エルダン)が担当することになりました。

新司会者のエルダン氏



 彼が司会になって最初の番組が昨日(9月5日)に放送されました。 フランスではヴァカンス明けの9月が新年度、新学期の始まりとなっていて、バルテス氏がヴァカンス前に番組を降板し、エルダン氏が再開するまで丸々2か月番組もお休みでした。

 逸る気持ちを抑え、今朝早速観たのですがセットを含め番組の雰囲気はがらりと変わり、特派員も若い女子になってたりしてエルダン氏が番組を自分色に変えていこうという意志が感じられましたが、今回は初回だからか20分程度で終わってしまい、番組がどんな風になっていくのかはまだ明かされていない印象でした。

 バルテス氏時代はコントあり、ライブコンサートのコーナーありと、とても楽しめる番組だったので、今後に期待したいです。

 また番組が落ち着いてきたら感想を書こうと思います。


 


 

2016年9月5日月曜日

Oranginaオランジーナについて

  Orangina(オランジーナ)という飲み物。フランスを代表するオレンジ風味の炭酸飲料です。

 何年か前からかサントリーさんから発売され、一気にポピュラーになりましたね。近所のスーパーでもよく安売りされていたりして、もうフランスの飲み物というイメージはあまりないかもしれません。でも一昔前には原宿のオーバカナルなどのカフェで飲むか、有名輸入食材店でしか手に入らない、おフランス~な飲み物でした。

 コロコロッとした丸い形状の瓶に入ったオランジーナを振ってから飲むのはとても楽しくて美味しい時間です。日本発売のものもペットボトルが微妙に丸みを帯びた形になっていますよね。

 そしてオランジーナと言えばポスター。ブルーとオレンジを基調にした夏のヴァカンスの雰囲気を感じられるBernard  Villemotの作品です。

画像はこちらからお借りしました。

画像はこちらからお借りしました。

 また、サントリーさんのOrangina特別サイトも面白いです!

 「僕の先生は、フランス人。オランジーナ先生」というテーマで、オランジーナ先生のへんてこフランス語講座などの動画が見られます。
 
 そしてオランジーナを使ったオリジナルレシピも紹介していたりして。こうやってなんでも工夫して飲んだり食べたりしようというのは日本人の特長だな、と思います。フランス人はオランジーナに細工しようなんてこと、思わないと思う(勝手な想像ですがね)。

 オランジーナ先生役のサロメちゃんもとても可愛いですよ。美しいだけじゃなく芯が強いフランス女子の雰囲気が漂っています。
 
 気づけば季節はもう秋の入り口。今日はオランジーナを買いに行こうかな。

2016年9月2日金曜日

お詫び

 先日お勧めのテキストとしてご紹介させていただいた「基本表現別 フランス語コミュニケーションの方法  第三書房 (1995/03)」ですが、アマゾンで商品ページがあったので簡単に購入できるものかと思っていたら、ただ今品切れ中で入荷未定、しかもCD(カセットテープ)付きは大変入手困難になっているようです。
 容易に手に入らないものをご紹介してしまい申し訳ありませんでした!でもとても良い本ですので図書館などどこかで見つけられた方はぜひ読んでみてくださいませ。

2016年9月1日木曜日

イザベル・ボワノLes recettes de mes amis japonais『日本のともだちレシピ』

 以前にご紹介したイザベル・ボワノのレシピブックシリーズ、現在出版されている中で一番新しいのが 『日本のともだちレシピ』Les recettes de mes amis japonaisです。
 こちらはフランスのCambourakis社から出ていて、まだ日本では翻訳出版されていません。
 今回はこちらの内容をご紹介します。



 フランスの書店や日本の洋書店に行って、和食のレシピブックを探すと、天ぷらとかお寿司とか、典型的なハレの日のメニューを扱うものが多いですが、イザベルの『日本のともだちレシピ』は、そういうレシピブックとは一線を隔しています。

 イザベルが日本の友人たちに、普段作っている簡単で美味しい料理のレシピを教えてもらい、その手順を彼女の美しいイラストで表現しているのです。よってレシピの提供者は料理のプロではありません(プロ級の腕前の方もいらしゃいますが…)。ミュージシャンや職人さん、編集者さんなど、さまざまな職業を持つ友人たちのレシピなのです。


 コロッケや茶わん蒸し、肉じゃがなど、日本人がリアルに毎日食べている料理を紹介する本書はフランスの日本好きな人たちに大好評。Instagramなどでは、このレシピブックを見て作った料理の写真をアップしてくれていたりします。肩肘張らずにフランスで手に入る材料だけで作れる家庭の味。確かに反対バージョン(フランスのともだちレシピ)があったら嬉しいかも!!

 そして今までのイザベル・レシピシリーズと違うのは、各レシピの前に、そのレシピを提供してくれた友人の紹介文とポートレートが描かれていること!イザベルのポートレート、その人物への愛に溢れていて素敵なんです!

私のレシピも載ってます!料理上手さんの中で恥ずかしい!

 フランスにご旅行に行く際はぜひ本屋さんでチェックしてみてくださいね。