2016年9月13日火曜日

Quotidien VS Le Petit Journal

 先日司会者交代後初めての放送について書いたLe Petit Journal(ル・プティ・ジュルナル)。

 その前任の司会者Yann Barthès(ヤン・バルテス)氏が、Cannal Plus からTF1, TMCにテレビ局を移籍して新番組を始めました。その名もQuotidien(クォティディエン)。初回が昨日9月12日(月)に放送されました。


ヤン・バルテス氏


 この新番組、実はバルテス氏が旧Le Petit Journalの制作スタッフ、主要キャスト、番組の形態まですべて根こそぎ持ってきてしまっているのです。というのも、バルテス氏はLe Petit Journal を12年間作ってきた張本人なので(制作会社も経営していた)、彼としてはそのノウハウや人材を持って移ることは当然ということなのでしょう。日本で言うならば小倉さんの「とくだね!」をフジテレビからTBSにそのまま持って行ってタイトルだけ変えたイメージです。

 普通だと、そこでLe Petit Journalは終わって新番組を作るのが自然な気がしますが、何があったのかそのままLe Petit Journalのタイトルを残し、司会者が交代したという体で番組を残したCanal Plus。シリル・エルダン氏の司会で1週間放送しましたが、その評判は悪く、新聞や雑誌に辛辣な批評記事が書かれまくっています。何より、旧P Jファンからすると、タイトルだけで全く別の番組になってしまったので、もう観なくなってしまったという人もかなり多いようです。

 確かに、観ていていろいろと気になる部分もありますが、始まったばかりだというのに、厳しい意見ばかりで、少し同情してしまいます。

 一方、TF1、TMCが番組開始前から猛烈な番宣をし、鳴り物入りで始まった新番組Quotidien。こちらは一部キャストが変わったものの、ほぼ旧PJと同じ内容、同じスタイル。やはりバルテス氏の人気は根強いですね。昨日の初回が終わってメディアは大方新番組側の勝利という風に報じています。

 私の中で一番面白かったのは、天気予報のコーナー。大体のニュース番組ではセクシーなお天気お姉さんたちが天気を読むのですが、バルテス氏はお天気お姉さんを置かず、なんとその場でくじ引きをして、観客の中でくじに当たった人に天気予報をさせていました。
 昨日当たったのは初老のご婦人。カメラの前でぎこちなく、自信なさげにお天気お母さんを務めていました。


ちょっと緊張しながらの天気予報。可愛らしかったです!


 やはり私もQuotidien派。毎日の楽しみが増えました。




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