2016年9月6日火曜日

Le Petit Journal

 フランスのTV番組もネットで観られるようになり、とても勉強になっています。

 私が大学生の頃には、映画を観るか、NHK BS2で朝放送していたFrance2のニュース番組(しかも編集されてトップニュース15分程度)ぐらいしかフランス語の映像教材はなかったのですから、今は夢のようです。まさにインターネットの普及が語学学習に革命をもたらしたと言ってよいでしょうね。

 France2の20時のニュースも観ますが、私がいちばん好きな番組はCanal Plus のLe Petit Journal(ル・プティ・ジュルナル)です。

 
 この番組、毎週月~金曜の夜8時半(フランス時間)から放送されている長寿番組で、主に政治問題を取り上げていています。政治・事件をただ報道するのではなく、たっぷりのユーモアと風刺を込めて視聴者に届けています。番組の特派員たちは国内に留まらず、海を越え世界中で今起きていることを自分たちの目で見て、問題の当事者に直接マイクを向けます。政治家の中にはこの番組のジャーナリストが来たら逃げ出す人、完全無視を決め込む人がいるほど、インタビューの内容は批判的で皮肉にあふれています。見ているこっちがひやひやするほどです。


 今年の6月まではYann Barthès (ヤン・バルテス)というジャーナリストが司会を務めていましたが、彼は別の番組に移籍し、そのあとをこの9月から俳優のCyrille Eldin(シリル・エルダン)が担当することになりました。

新司会者のエルダン氏



 彼が司会になって最初の番組が昨日(9月5日)に放送されました。 フランスではヴァカンス明けの9月が新年度、新学期の始まりとなっていて、バルテス氏がヴァカンス前に番組を降板し、エルダン氏が再開するまで丸々2か月番組もお休みでした。

 逸る気持ちを抑え、今朝早速観たのですがセットを含め番組の雰囲気はがらりと変わり、特派員も若い女子になってたりしてエルダン氏が番組を自分色に変えていこうという意志が感じられましたが、今回は初回だからか20分程度で終わってしまい、番組がどんな風になっていくのかはまだ明かされていない印象でした。

 バルテス氏時代はコントあり、ライブコンサートのコーナーありと、とても楽しめる番組だったので、今後に期待したいです。

 また番組が落ち着いてきたら感想を書こうと思います。


 


 

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