2016年6月28日火曜日

BD(ベデ)をご存知ですか?

 じめじめしたお天気続きですね。でも梅雨が明けたらいよいよ 夏。暑さに弱い私には厳しい季節です。でも夏が好きっていう人多いですよね、そして皆さんマリンスポーツやレジャーへととてもアクティブなこと。そんな人たちに憧れと尊敬の念がやまない新行内です。

 さて、タイトルにも書きましたが、みなさんはBD(ベデ)という言葉を聞いたことがありますか?正式にはBande dessinée(バンド・デシネ 絵が描かれた帯の意)といいまして、これ、日本で言うところの漫画なんです。主にフランス語圏の漫画がこう呼ばれます。今や日本の漫画はMangaと表記され、世界中で読まれていますが、BDは、まだ日本での認知は低いと言わざるをえません。その中でも比較的知られているのは「タンタンの冒険」シリーズや青い妖精「スマーフ」シリーズなどでしょうか。どちらもとても古いですが最近も映画化されるなど人気があります。
 私もこのBDが大好きでして、フランスに行くときには大量に購入してきたり、日本で翻訳が出ているものを読んだりなど楽しんでいます。(ここ何年か、邦訳版の出版も増えてきました!)

 その中でも、私が注目しているのは女性作家ものです。日本には少女漫画というジャンルがあり、有名な女性作家も多いですが、ヨーロッパのBDは少女漫画というジャンルは確立されておらず、どちらかというと子供向け、ティーンズ向け、SF、サスペンス、ドキュメンタリーといった作風によるジャンル分けになっていると思います。
 
 現在は更新がストップされているのですが、BDやアメコミなどの海外コミックを出版しているShoProBooksさんがBDファンに向けて開設しているサイト『BDfile ベデフィル』に2人の女性作家を紹介する記事を書かせていただきました。

Nine ANTICO(ニーヌ・アンティコ) http://books.shopro.co.jp/bdfile/2013/02/nine-antico.html

Anouk RICARD (アヌーク・リカール)http://books.shopro.co.jp/bdfile/2013/12/post-52.html

両人ともまだ、日本では紹介されていませんが、欧米では翻訳版も出ています。日本でも彼女たちの作風を気に入ってくれる方は多いのではないかと思っています。ただ知られていないだけ、翻訳が出ていないだけ、そんな気がします。また、日本の漫画と違い、基本的にオールカラーで本のサイズも大きいので、眺めているだけでも楽しく、アートブックとしての価値も高いと思います。


 BDの翻訳をしてみたい、それが私の夢のひとつです。

0 件のコメント:

コメントを投稿